ロンドンパラリンピック 種目ゴールボールで金メダルをとった浦田理恵さんを知っていますか?
今回は僕が尊敬している人について書きます。
僕は高校は札幌、卒業して浪人時代の一年を福岡で過ごしました。
その浪人時代*1に「ドォーモ」という深夜の帯番組が面白かったのでよく見ていました。
普段はふざけた番組なんですが、時々真面目な回があってその中で好きだったのは「見えない生活」というコーナーです。その中で出てくる浦田理恵さんが僕は大好きでした。
コーナーの名前から予想できると思うのですが、彼女は目が見えません。
目が見えない人は世の中にたくさんいるとは思います。ただ、彼女が少し変わっているのは、20歳の時「網膜色素変性症*2」に突然にかかって左目の視力を失い、右目も視野が95%欠損して、強いコントラストのものしか判別できなくなってしまったということです。
産まれたときから目が見えない人とは違う苦しみがあったと思います。夢だった小学校教師もあきらめないといけなかった。
こんなことを淡々と話しているけど、TVに映っている彼女は本当に明るい。
「暗い顔をしていると人って寄ってこないですよね。私は人に助けてもらわないといけないので、とにかく明るくしてなきゃ!と思っていたら、だんだんと自然に笑えるようになっていました」
これは別番組での彼女の言葉ですが、彼女は本当に楽しそうなんですよね。
点字を習得して、生きていくためにマッサージ師の資格を取って、ゴールボール(目が見えない人でもできるサッカーのPK戦のような種目)という自分が打ち込めるものを見つけるまでには想像のできないほどの努力や挫折があったと思います。でも、それを感じさせないあっけらかんとした感じ。本当に素敵な人です。
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僕が大学4年生の2012年、彼女はパラリンピックに出て金メダルを取るのですが、それを母親から聞いたとき自分のことのように嬉しかったのを今でも覚えています。
僕はその時就活がうまくいっていなくて元気がなかったのですが、このニュースを聞いて頑張ろうと思いました。
「私のビジョンは「周りに勇気を与える存在になること」です。ロンドン・パラリンピックが人生のビジョンではありません。その先にあるもの、それが私のビジョンです。私が関わったことで何かの一歩につながるような、そんな存在でありたいと思っています」
これも彼女の言葉ですが、彼女のように誰かに元気を与えられるような強い人間になりたいと思います。
ではまた、だーまでした。