傘地蔵のピークってどこよ

傘地蔵、有名な童話ですね。

調べると諸説あったのですが僕が知ってる傘地蔵を四段落にまとめると・・・

 

 

1. とても貧しいおじいさんとおばあさんが住んでいた。年始のお餅をお金がない!そこで、笠を編み、おじいさんは町へ笠を売りに行った・・・が駄目!ひとつも売れない。

 

 

2.帰り道、おじいさんは雪をかぶって寒そうにしているお地蔵さんに、笠や自分のてぬぐいをかぶせ、家に帰って行った。

 

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3.おじいさんはおばあさんに家に帰って笠が売れなかったが、お地蔵さんに上げてきたことを告げると「それはそれはいいことをしましたねぇ。おもちなんてなくてもいいですよ」とおばあさんは言いました。

 

 

4.その晩(翌朝)、お地蔵さんが餅や野菜などをおじいさんの家の前まで持って来てくれた。おじいさんとおばあさんは、めでたく正月を迎えることができたとさ。めでたしめでたし。 

 

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って話なんだけどさ、これピークどこ?

 

4じゃないよなぁと子供ながらに思ってました。3の「それはそれは・・・」の下りがおじいさんにとっての一番の幸せポイントだよなぁと大人になった今でも思います。

 

善いこととはいえ、餅のための傘を地蔵にあげちゃうお爺さんにニッコリと微笑んでくれるお婆さん・・・勝ち組かよ。

 

この童話で得られる教訓はひとつ、「善いことをすれば見返りがある!」ではなく、「善いことをしたときに一緒に喜んでくれるパートナーを見つければ死ぬまで楽しい!」だね。

 

ってだけの話です。

ではまた、だーまでした。

 

かさじぞう (松谷みよ子むかしむかし)

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